サロン・ド・ナカハラ vol.4(2012年[平成24年]3月発行)
観光の街川越のキーワード伝統と国際性・若者
今回の一般質問は、川越は東京近郊に位置し、多くの観光資源をもち、観光産業も盛んな都市で、近年観光客数が減少傾向にあることへの問題意識から「観光政策」についてを取り上げました。 現状の観光政策として、若者向けの婚活ツアーやセカイカメラの活用などを実施されているとのことです。
その現状を踏まえ、行政に対し、「若者がフォトボイスなどを活用し、川越の観光スポットを発見し、紹介してもらう施策」、「観光情報サイトの構築をする」、「外国人向け宿泊施設(空家利用)を提供する」ことなどを提案し、それぞれ肯定的なご答弁を頂きました。
同時に、観光事業の税収による新しい評価方法を問い、現状は出来ないが、可能性を検討するご答弁と、市長からは、「伝統ある観光資源を保護し、基盤整備と地域経済活性化の観点で観光政策を推進する」とご答弁頂きました。(中原秀文)
これまでの一般質問・委員会活動などで携わった案件も含めた主な事業を紹介します。
●川越運動公園陸上競技場第二種公認施設継続のための改修 | |
●なぐわし公園(温水利用型健康運動施設等)平成24年8月運営開始 | |
●西部地域振興ふれあい拠点施設(仮称)の整備開始 | |
●川越駅西口駅前広場改修工事開始 | |
●小・中学校通学路の安全確保のための整備事業 | |
●子ども医療費(通院)小学校6年生まで拡大 | |
●市政90周年記念事業 | |
●新斎場基本設計および環境調査 | |
●原付自転車オリジナルナンバープレート交付 | |
●まちなかコミュニティーサイクル社会実験 | |
●小中学校老朽化施設の大規模改造工事設計 | |
●待機児童対策 | |
●仮称就労支援センター設置 |
中原は、常々「予算は市民にとって常に有益に使われなければならない」と言っており、その判断を委ねられている信条を忘れずに活動していることを、先日の文教委員会での質問からも確認できました。 追及した質問の範囲は、
①在住外国人住民基本台帳 | |
②商工会議所との民事訴訟 | |
③審議会・協議会委員再任 | |
④市政90周年祝賀記念事業 | |
⑤運動公園、陸上競技場改修状況に伴う競技認定 | |
⑥学校給食委託業者選定 | |
⑦学校給食費未徴収金 | |
⑧児童の学力低下防止策 |
と多岐にわたりました。
概要ですが、④の質問では学童の安全策について、市道2177号線の事例を交えて、市側の交通事故把握状況と通学路での事故防止策を追及。 ⑤では陸上競技公認記録認定の空白期間の対応について追及。
⑦は未徴収金が増加している現状への危機感を行政側に促し、特に⑧では教育関連予算が、「学力テスト調査」や、「指導方法の研究」、全国平均にやや劣る思考力向上策としての「大学と連携した理科実験プログラムの実施」、市独自のきめ細かい指導を実現する「少人数学級編成」などに予算が使われることを明らかにしました。(中原SC)