川越市議会議員

中原ひでふみ

HIDEFUMI NAKAHARA

一般質問(2016年3月議会)

(川越市議会平成28年第2回(3月)定例会)

【1回目】

中原秀文 おはようございます。議長から発言のお許しをいただきましたので、通告をいたしております夜間の観光振興対策について一般質問をさせていただきます。
執行部の皆さんの中にも感じている方がいらっしゃるとは思いますが、イベントがあるときは別として、私も夕方近くに一番街を歩いていて、よく感じるのですが、昼間あんなにたくさんの観光客の方がいたのに、皆どこへ行ってしまったのだろうと思うぐらい、夜間は閑散としていることが多いように思います。
夜間の観光振興を図るために、執行部の皆様もアイデアを駆使しながら、さまざまな施策を講じられているとは思いますが、イベントがある時期以外は手をこまねいているというのが現実ではないでしょうか。
そのようなことも踏まえ、今回は、夜間の観光振興対策についてと題し、一般質問をさせていただきたいと思います。
今回の一般質問をさせていただくに当たり、幾つかの観光行政に関する資料を拝見させていただきました。
川越市の入り込み観光客数の推移については、昭和五十七年に百五十万人であったものが、昭和六十年に二百万人を超え、平成元年に三百万人に達し、以来、平成十六年に四百万人、平成十八年に五百万人、さらに平成二十年に六百万人を超え、大きく伸びてきていることを確認させていただきました。
さらに、平成二十六年には六百五十万人を超え、先週、平成二十八年二月二十五日付で平成二十七年の入り込み観光客数の資料をいただきましたが、その資料によりますと、平成二十七年には六百六十四万五千人が訪れたと記されておりました。伸び率は若干鈍化しているものの、まだまだ上昇傾向にあることがうかがえます。
外国人入り込み観光客数も、平成十九年に三万一千人であったものが、増減を繰り返しながらも、平成二十六年には七万七千人、平成二十七年に十一万九千人と、平成二十五年の四万五千人以降、大きな伸びを示していることを確認いたしました。
また、川越市観光アンケート調査報告によりますと、平成二十六年四月から平成二十七年三月までの一年間で六千三百六十四件のアンケート調査を実施したとあります。このアンケート調査報告によりますと、出発地は埼玉、東京、神奈川、千葉の順で多く、この四都県で実に七割以上を占めており、近隣からの観光客が多いことを、また、五十歳以上の方が約六割、友人、知人、もしくは夫婦と、ごく親しい方同士で来られた方が約六割であったことも確認をいたしました。
滞在期間は、日帰りが九七・二%と、ほとんどの方が宿泊せずに川越を離れるという現状であり、観光時間においては、半日が四五%と最も多く、三時間から半日で七四%を占めていること。また、来訪回数においては、初めて川越を訪れた方が五四%である一方、二〇%もの方が何と四回以上も訪れているということを確認させていただきました。
これらの数字を踏まえ、幾つか質問をさせていただければと思います。
まず、一回目の第一点目として、先ほども申し上げましたように、約六百六十五万人もの入り込み観光客数があるわけですが、そのうち夜間の時間帯まで川越に残っている観光客はどの程度いるのかお伺いいたします。この夜間というのは、夕食を食べる時間帯ということで御理解いただければと、こういうふうに思います。
第二点目として、現在、川越にはどれくらいの観光スポットがあるのか。また、そのうち、夜間も訪れることができる観光スポットはどれくらいあるのかお伺いいたします。
アンケート調査報告書によりますと、消費額に関して、九七・二%の日帰りの観光客の平均消費額は三千九百五十五円であったことが、また、観光客全体において飲食に充てた金額は一千六百二十三円、お土産購入に充てた金額は二千三百十四円であったことが示されていました。
そこで、第三点目として、観光客が夕食に充てた金額はどの程度であったか、把握しているようであればお示しいただければと思います。
次に、少し視点を変えてお伺いしますが、ここ数年、特に外国人観光客へのサービス向上の一環として、観光地における無料Wi-Fi環境の拡充に取り組まれていることは、本定例会の来年度一般会計予算質疑の答弁の中でも述べられていましたが、現在、無料Wi-Fiスポットはどの程度あり、その主な設置場所はどこか。またあわせて、外国人の方はどの程度の方が利用されているのか。また、把握しているようであれば、その方々の時間帯別の利用状況はどのようになっているのか、第四点目としてお伺いいたします。
次に、観光PRについて伺います。
アンケート調査報告書では、何で川越を知ったかという認知方法についての問いに対して、テレビ、ラジオが三二%で最も多く、これに新聞、雑誌、インターネットを加えた、いわゆるマスメディアで川越を知ったという方は五五%と、半数以上がマスメディアを通じて川越を知り、観光に来てくださった方々であることが示されております。
第五点目として、現在、観光PRはどのように行われているのかお伺いいたします。
次に、観光案内について伺います。
アンケート調査報告書によりますと、観光客からの要望で案内板等の整備が四番目に多い結果であり、具体的には、案内板をふやしてほしい、案内板が小さい、もっと見やすく大き目にしてほしい、案内所の位置がわかりづらい、パンフレットの設置場所をふやしてほしい、観光ガイドを常駐させてほしいなどなど、これらの意見が寄せられているようであります。
第六点目として、現在、観光客に対してどのような案内やサービスを行っているのか。またあわせて、夜間における観光案内のやり方はどのようになっているのかお伺いいたします。
次に、イベントについて伺います。
アンケート調査報告書には、平成二十六年七月四日から八月三十一日まで行った、川越氷川神社縁むすび風鈴というイベントが観光客増加の一つの要因であると推測されるとの表記がありました。
第七点目として、昼夜それぞれ、これまでに実施されたイベントにはどのようなものがあるのか。また、それらは単発的なものなのか、それとも継続的なものであるのか、その結果も含めお伺いいたします。
あわせて、夜間のイベントとして観光スポットのライトアップが想定されますが、川越市においてもこれまで、本丸御殿や蔵造りの通りでライトアップを実施されたことがあると思います。
これまでにライトアップを行ったイベントにはどのようなものがあり、どのようにライトアップを実施されたのか。また、その結果、夜間の観光客数にどのような変化があったのか、第八点目としてお伺いをし、一回目といたします。

早川 茂産業観光部長 御答弁申し上げます。
まず初めに、夜間の時間帯も残っている観光客数についてでございます。
本市の入り込み観光客数につきましては、時間帯で分けて調査、集計を行っておりません。そのため、夜間の時間帯に川越に残っている観光客数については把握できていない状況でございます。
続きまして、本市の観光スポットでございますが、現在、市のホームページにおきまして、市内の主な観光スポットとして、蔵造りの町並みや時の鐘、本丸御殿や博物館、喜多院、伊佐沼、河越館跡など、二十四カ所について紹介しております。このほか、文化財、神社、仏閣など、観光スポットなるものは多数存在していると認識しております。このうち、夜間も訪れることのできるようになっている観光スポットは現在ないという状況でございます。
続きまして、夕食に充てた金額でございますが、観光アンケート調査におきましては、川越市内で使われる一人当たりの飲食費については調査しておりますが、夕食などのその内訳については把握していない状況でございます。
続きまして、Wi-Fiスポット数、設置場所等についてでございます。
民間が設置しておりますWi-Fiスポット数につきましては把握できておりませんが、本市では、川越駅東口及び西口、本川越駅東口、元町休憩所、川越まつり会館、仲町観光案内所にWi-Fiスポットを設置しているとともに、現在、川越駅観光案内所、新しく移転します本川越駅観光案内所、旧山崎家別邸管理棟への設置を進めております。また、川越サンロード商店街及び川越新富町商店街、中央通りから一番街にかけての商店の方に御協力を仰ぎ、公衆無線LANの拡充を進めております。
Wi-Fiの利用状況でございますが、外国人の方だけの利用状況や時間帯別の利用状況は把握できていない状況でございます。
続きまして、観光PRについてでございます。
昨年、鉄道事業者と連携しました横浜駅、国分寺駅、吉祥寺駅などでの観光キャンペーンや、圏央道菖蒲パーキングエリアでの観光キャンペーンを実施しております。また、ツーリズムEXPOジャパンなどの旅行博への出展や、市外での観光イベントへの参加による観光パンフレットの配布や特産品等の物販、市の公式ホームページやSNSを活用した観光情報の発信を行っております。そのほか、川越ロケーションサービスとしまして、テレビや映画の制作会社に対し情報提供するなど、市内でのロケ支援業務を行っており、マスメディアを通じた本市のPRの促進にもつながっているものと考えております。
続きまして、観光客に対する案内でございますが、市で運営します川越駅観光案内所、本川越駅観光案内所、仲町観光案内所及び公益社団法人小江戸川越観光協会事務所の四カ所で観光案内を行っております。また、市内各所に日本語、英語、中国語、韓国語の四カ国語表記の観光案内板、観光サインを設置しております。
このほか、観光客向けの案内サービスといたしまして、公益社団法人川越市シルバー人材センターによる観光ガイドや、バス事業者による巡回観光バスの運行、タクシー会社による観光タクシーの運行も行われております。
夜間における観光案内につきましては、観光案内所におきまして、日が長くなる夏場の期間に最長で午後七時まで時間延長しております。
なお、百万灯夏まつりの際は午後八時三十分まで、川越まつりの際は最長で午後十時まで時間延長して観光案内を行っております。
続きまして、昼夜に実施されたイベントでございます。
昼を中心に実施されたイベントといたしましては、小江戸川越春まつり、小江戸川越春の舟遊、小江戸川越大茶会が継続して実施されております。また、平成二十五年度からは小江戸川越謎解きミステリーが実施されております。
夜を中心に実施されたイベントにつきましては、川越百万灯夏まつりや小江戸川越花火大会のほか、平成二十四年度には小江戸川越夜桜舟遊が実施されております。また、伝説妖怪ナイトツアーが平成二十四年度から、毎年七月と八月に継続して実施されております。 新しいイベントといたしましては、川越氷川神社におきまして、平成二十六年度から七月及び八月に縁むすび風鈴が実施されております。
なお、結果につきましては、各イベントにおける昨年の観光客数で申し上げますと、小江戸川越春まつりオープニングイベントが三万一千人、小江戸川越春まつりフィナーレイベントが十五万一千人、小江戸川越春の舟遊が約六百人、小江戸川越謎解きミステリーが約一千六百人、伝説妖怪ナイトツアーが約六百人、縁むすび風鈴が約十五万人となっております。
また、イベントの開催時には観光スポットに関する問い合わせもあることから、イベントのみならず、周辺の観光スポットにも訪れていると考えております。
最後に、これまでのライトアップの実施についてでございます。
ライトアップにつきましては、これまで本丸御殿及び蔵造りの町並みで実施いたしました。本丸御殿でのライトアップにつきましては、平成十九年度の川越城築城五百五十周年記念事業の一環として、九月から十二月まで建物のライトアップを実施いたしました。また、本丸御殿の保存修理工事の完了後に試験的にライトアップを実施いたしましたが、現在は実施しておりません。
蔵造りの町並みでのライトアップにつきましては、平成二十四年度から継続して実施しており、これまでに亀屋、陶舗やまわ、大沢家住宅などの蔵造りのライトアップ、山吉ビルのプロジェクションマッピング、鍛冶町広場等への光のモニュメントの展示等を行ってまいりました。来年度も、食と音と灯りの融合KawagoeREMIXイベントにつきましては実施する予定となっております。
なお、ライトアップに係る観光客数につきましては、イベント参加者数として昼の時間帯の人数も含まれておりますが、過去三年間で、平成二十五年度が五万五千人、平成二十六年度が三万五千人、平成二十七年度が四万二千人となっており、多くの観光客に夜間の時間帯まで楽しんでいただけたと感じております。
以上でございます。

【2回目】

中原秀文 それぞれ御答弁をいただきました。二回目の質問をさせていただきます。
夜間の観光客数や夕食に充てた金額については把握をされていないという御答弁であったかと思います。また、主に外国人観光客向けのサービスとしての無料Wi-Fiの利用状況についても、夜間の時間帯の利用状況も含め、把握はされていないとのことでした。一〇〇%とまではいかないまでも、アクセスログ等の解析により、時間帯別の利用者数を把握することは技術的にも可能なのではないでしょうか。
夜間の観光振興を深めるためにも、現状を把握することは最低限必要なことではないかと考えますが、夜間の観光客数や夕食に充てた金額並びに無料Wi-Fiの利用状況を含めた夜間の観光客の状況把握を実施するお考えはあるか、二回目の第一点目として、まずお伺いをしておきたいと思います。
あわせて、御答弁では、現在、無料Wi-Fiは駅や幾つかの観光スポットに設置をしているとのことでしたが、無料Wi-Fiの設置目標はどのようになっているのか。また、その目標に対する現状の達成率はどれくらいなのか、第二点目として伺います。
先ほども申し上げましたように、夕食に充てた金額については把握をされていないという御答弁でしたが、夜まで川越にいることになれば、川越で夕食をとる可能性も出てきて、消費額も格段に向上し、経済効果も高まるのではないかと推察いたします。
川越には歴史ある料理店も多く、そのような事業者とコラボレーションをすることで、夜間の誘客の仕組みづくりができるのではないかと考えますが、第三点目として、夜間の観光振興を深めるためにも、料理店などを含めた事業者などと連携をして、夜間の誘客の仕組みづくりをされるお考えはないかお伺いいたします。
観光案内に関する御答弁では、夜間の観光案内は、夏場の期間や祭りの際には夜遅くまで実施をされているが、常設はされていないと認識いたしました。ホームページで確認しましたところ、現状では川越駅内と本川越駅内にある観光案内所は、通常、四時半までオープンしていて、それ以降は閉まってしまうため、夕方以降、駅では案内を受けられないという状況であることを確認いたしました。
案内スタッフを夜間の時間帯も常時配置することは、経費拡大につながり、厳しい財政状況の中では難しい状況であることは理解をいたしておりますが、少なくとも夏場や繁忙期の時間拡大は必要なのではないでしょうか。観光客の中でも川越駅や本川越駅を利用される方は多いと思いますので、ぜひとも御検討いただければと思います。
先般、我がやまぶき会派で札幌を視察した際、A1サイズのポスター程度のタッチパネルスクリーンにより観光案内がされている仕組みを拝見させていただきました。タッチパネル式ですので、観光客が興味のある内容を画面をタッチしながら確認することができるため、案内スタッフがいない夜間や早朝の時間帯でも常時案内を受けられるようになるわけです。
また、ポスターサイズ程度のスクリーンですから、観光客が画面に触れない時間帯は、御答弁でもありましたような、二十四カ所の観光スポットを含めたさまざまな観光スポットの観光案内や各種観光イベントの案内、また、夜間の観光振興の情報発信などを数秒ごとに切りかえることで、一つのスクリーンでさまざまな情報発信が可能になります。また、画面が数秒ごとに変わることで、静止したポスターより人々の目にも触れやすくなるとも言われております。
このように、野外や建物の中、公共空間である駅周辺などさまざまな場所で、ネットワークに接続したディスプレーなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するシステムを総称してデジタル・サイネージと呼ぶようです。このようなデジタル・サイネージの仕組みがあれば、一カ所で観光案内だけでなく、昨年十二月議会の私の一般質問でも提案をさせていただきましたが、ウェスタ川越で行われているイベントの案内なども掲示することができるようになり、飛躍的に案内の幅が広がるのではないかと推察いたします。
そこでお伺いしますが、第四点目として、タッチパネル式のデジタル・サイネージを川越駅周辺や主要な場所に導入をし、観光案内や各種イベントの案内、また、夜間の観光振興の情報発信に活用できないか、その導入の可能性をお示しいただければと思います。
イベントに関しましても、るる御答弁をいただきました。御答弁では、昼夜を問わず、イベントによる誘客効果は出ているものの、夜間に訪れることのできる観光スポットは現在はないとのことでした。また、ライトアップについても、KawagoeREMIXなどにおいて蔵造りの町並みで実施をされ、過去三カ年の年平均で約四万人の方が訪れており、この事業は来年度も継続して実施をされるとのことでした。
この事業の夜間における経済効果については、他のデータ同様、把握はされていないと思いますが、夜間の時間帯まで楽しんでいただけたと感じられているという御答弁から、それ相応の効果があったのではないかと推察いたします。
先般、私は、夜間の観光客の集客をテーマに金沢市を視察してまいりました。金沢市では、十年前の平成十七年に金沢市における夜間景観の形成に関する条例を制定し、地域の特性に応じた夜間景観を形成するため、区域ごとに夜間景観基準を設け、夜間における景観誘導を行っておりました。さらに、歴史的景観保全区域においては、照明ガイドラインを設け、歴史的建造物の夜間の景観の保全に取り組まれておりました。
また、金沢市では、照明デザイナーによりデザインされたライトアップを観光名所や公共施設などで年に何回か期間を定めて実施をされており、加えて、二十カ所以上のライトアップスポットを掲載した夜景スポットマップというものを作成するなど、夜間の観光客の集客に積極的に取り組まれ、成果を上げられておりました。
川越におきましても、照明デザイナーに川越らしい照明カラーの選択やライトアップのデザインをしてもらい、観光スポットや公共施設などのライトアップを実施することで、夜間の観光客誘客の促進が図られるのではないかと考えます。また、御答弁にもありましたように、現在実施されているさまざまな観光PRを活用することで、より活発な観光振興が図れるのではないでしょうか。
そこで、第五点目としてお伺いしますが、夜間の観光客の集客のために、蔵造りや本丸御殿のほか、広域に及ぶ歴史的建造物を含む主要な観光スポットや公共施設などの定期的なライトアップ事業を実施することはできないか、市の考え方を確認させていただければと思います。
さらに、金沢市では、夜間の観光客集客のための事業の一環として、金沢ライトアップバス事業も実施されていました。このライトアップバスは、毎週土曜日に運行されているため、視察の際には実際に乗車することはできませんでしたが、平成十五年度に事業を開始され、当初一万三千人の利用者であったものが、昨年度の平成二十六年度には二万一千人強の利用があり、大きく伸びてきているという説明を受けました。
このライトアップバスに乗車すると、現在は一つの観光スポットだけのようですが、まいどさんと呼ばれる観光ボランティアガイドの方が同乗して、その観光スポットを案内してもらえるということ。それとまた、多いときは一日に二百名近くの方を案内されたことがあるということを、まいどさんの代表幹事の方から伺いました。
もちろん、川越市においてライトアップバスを実施するには、ある程度のライトアップスポットがなければ実施がかなわないわけですので、先ほどの質問の御答弁にもよるとは思いますが、広域に及ぶライトアップ事業実施の可能性があるようでしたら、このようなライトアップバスの運行も実施することができないか、第六点目として、その可能性をお示しいただければと思います。
さまざまな角度から夜間の観光振興について質問をしてまいりました。
先ほども申し上げましたが、川越市と同様の観光地である金沢市では、金沢市における夜間景観の形成に関する条例を制定し、また、金沢らしい夜間景観整備計画という、こういう立派な資料も作成されて、夜間の観光地としての魅力を高めるため、さまざまな角度から研さんを積まれているようであります。
一回目の冒頭でも申し上げましたが、昼間あんなにたくさんの観光客の方がいたのに、皆どこへ行ってしまったんだろうと思うぐらい夜間は閑散としているのが川越における夜間観光の現状ではないでしょうか。
市長は、本定例会の代表質疑の中で、観光施策に関して、中心市街地の外にも足が向くような施策を講じることや、無料Wi-Fiの拡充に努めるなど、現状に甘んじることなく、さまざまな施策を講じていきたいという趣旨の御答弁をされていました。夜間の観光振興が図れれば、観光による経済効果も格段に向上するものと推察いたします。
最後に、夜間の観光振興対策について、市のお考えを伺いたいと思います。
市は夜間の観光振興に今後どのように取り組んでいこうと考えているのか、第七点目としてお伺いをし、私の一般質問といたします。

早川 茂産業観光部長 御答弁申し上げます。
初めに、夜間の観光客の状況把握でございますが、夜間の観光振興を推進する上で、その効果をはかるためにも実施していかなければならない課題と考えております。観光アンケート調査の観光時間や飲食費の調査内容を工夫する、また、Wi-Fiの利用状況なども含めまして、夜間の観光客の状況を把握してまいりたいと考えております。
続きまして、Wi-Fiスポットの設置目標と達成率についてでございます。
設置目標につきましては、現在のところ明確には設定しておりません。このため、達成率を出すことができない状況になっております。今後は、目標を設定するとともに、一番街を初めとして、多くの観光客が回遊するエリアにWi-Fi環境を整備したいと考えております。
続きまして、夜間の誘客の仕組みづくりの考えについてでございます。
夜間の誘客の仕組みづくりの一つとして、市内の料理店等を利用し、川越ならではの食文化、料亭文化を体験できるような取り組みを実施することで、夜間における誘客促進と観光客の消費活動の向上が期待できるものと考えられます。今後につきましては、市内の料理店等と連携した夜間の観光施策を検討してまいりたいと考えております。
続きまして、デジタル・サイネージの導入についてでございます。
タッチパネル式のデジタル・サイネージにつきましては、観光客に対し、観光スポットや各種イベントの案内など、さまざまな最新の観光情報を提供できることから、観光案内所の営業時間外においても夜間の観光振興に活用できるものと考えられます。今後は、設置場所、設置に係る経費などにつきまして調査研究してまいりたいと考えております。
続きまして、広域に及ぶ主要な観光スポットでの定期的なライトアップについてでございます。
定期的なライトアップの実施につきましては、イベントに合わせて行うライトアップのほか、桜や紅葉など季節に応じたライトアップを実施することで、夜間における誘客拡大を図れるものと考えられます。今後は、蔵造りの町並み周辺だけでなく、主要な観光スポットや公共施設におきまして定期的なライトアップの実施が可能かどうか、近隣住民の方、あるいは自治会とも相談しながら検討してまいりたいと考えております。
続きまして、ライトアップバスの運行についてでございます。
本市におけるライトアップにつきましては、現在のところ、蔵造りの町並みを中心に実施しておりまして、ライトアップされるエリアが限定されております。ライトアップ事業は夜間の観光客の誘客拡大につながると考えておりますので、中心市街地以外の観光スポットにおいてのライトアップの実施を検討する中で、ライトアップバスの事業化につきましても、バス会社等との運営方法等につきまして協議してまいりたいと考えております。
最後に、今後の夜間の観光振興の取り組みでございます。
今後につきましては、さまざまな観光資源を活かし、中心市街地のみならず、観光エリアの拡大に向け、市の公式ホームページやSNS、Wi-Fiスポットの拡充などにより、さまざまな手法で観光情報の効果的な発信を図ってまいりたいと考えております。さらに、観光スポットでのライトアップや、飲食店を初めとする民間事業者と連携することによりまして、観光客の滞在時間の延長が図られ、それにより地域経済の活性化につながると考えております。議員さんから御提案をいただきました夜間の観光振興を川越の新たな魅力の一つとして位置づけられるよう取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。

中原ひでふみ
川越市議会議員
議会運営委員会副委員長、産業建設常任委員会委員、広報紙編集委員会委員など