川越市議会議員

中原ひでふみ

HIDEFUMI NAKAHARA

中原ひでふみ活動レポート第24・25合併号

実現可能な課題解決策を!

川越市財政の約45%を占める民生費を問う!!

中原ひでふみの議員活動レポート

平成29年9月4日開会の第7回定例会の保健福祉常任委員会にて決算認定審査の際、上記課題についての質疑を行いました。

民生費は、いくつかの項目からの総称であり、特に民生費に占める割合が高い「社会福祉費」「生活保護費」「児童福祉費」などがあります。平成元年から平成28年度までの民生費の推移と、28年間で5.3倍に増加した理由を伺いました。

下記グラフからも分かりますように平成28年度決算における民生費は全体の42 .2%にも達しております。「それらの原因は『社会福祉費』『生活保護費』共に世相を反映して対象者の増加によるなどのものであり、また、『児童福祉費』や『こども医療費』は、給付対象者の拡大による、給付額の増加などが主な原因である」との答弁でした。この課題解決のためにどのような対策をとるのか、との私の質疑に対しては、「国・県の政策を注視しつつ、財政面での確保を補助、負担金等の制度を活用しながら適正な受益者負担を図り、必要な事業・サービスを地域社会の構造を見据えて取り組んでいく」との答弁でした。しかしながら、この課題の背景には、まさに少子高齢という社会構造が有り、上記に記述いたしましたことは、平成元年生まれの方が生まれたときから約30年間で5.3倍に増加した民生費は予算の約45%を占める現状にあり、この先30年を危惧せざるを得ない現実に直面しているのです。

中原ひでふみの議員活動レポート

企業活動では不良品が発生した際、修理をすると同時に事前に不良品が発生しないよう常に部品・道具のメンテナンス、製造法の改善に努めて不良品の発生を抑える活動をしています。

このような考えを参考にすると、行政において今後検討考察する事業・サービスが「心身共に健康で長寿な地域社会」を築き、延いては、この少子高齢という社会がもたらす民生費の増加を抑制するひとつの解決策の指針となるのではないかと申し上げ、お願い致しました。このように一貫して私は、右にある5つのスローガンを常に念頭にこれからも議員活動に努めて参ります。

注目のテーマ

「老人福祉センター東後楽会館について」の質疑を行う(平成29年11月29日~12月22日)

平成29年11月29日開会の第9回定例会の保健福祉常任委員会におきまして「東後楽会館」の今後の動向について取り上げました。

東後楽会館をこれまで利用されている皆様をはじめ周辺住民の方々にとりましては、本テーマについて関心が高いことと推察いたします。委員会において東後楽会館が閉鎖されるにあたり、同様の機能を有する施設は、霞ヶ関地区に1ヶ所、仙波町地区に1ヶ所、および「老人憩いの家(カラオケ・サークル等)」施設が市内に合計3ヶ所あることを確認しました。また、市に対し、これらの施設の場所、役割、内容を判り易く周知・案内して下さるよう要望しました。

加えて、東後楽会館の跡地利用についても当委員会開会の現段階においても未だ定まっていない旨を確認し、これまでの東後楽会館利用者や周辺住民の方々の意向も注視して頂いた上での検討が成されるよう依頼しました。

本件は、私のスローガンの中の「高齢者の『心の健康・体の健康』」項目の重要な推進事項であると認識致しております。

平成30年度施策要望を市長へ提出

重要施策項目では10項目を提唱し、内皆様の特に身近なテーマをご紹介します。
●川越駅周辺整備の推進
●少子高齢化の取組強化
●スポーツ施設の充実
●小中学校校舎の大規模改造工事の計画的実施
●企業誘致の促進
上記重要施策と並行して4分野並びに個別要望の内から5つのスローガンに関連する項目をいくつか紹介します。

●総務財政関係(21項目)
・電子案内板による多言語表示など情報化政策促進
・通学路や通勤路の防犯の強化
・旧斎場、女性会館跡地の利用促進など

●文化教育関係(34項目)
・平成30年度中の全小中学校のエアコンの完備
・生涯学習の充実、「ふるさと塾」の推進
・陸上競技場のナイター設備を含めた整備の推進など

●保健福祉関係(24項目)
・一人暮らし高齢世帯への支援強化
・待機児童解消に向けた保育園建設、幼稚園の活用
・グランドゴルフ施設の充実、マレットゴルフ場の拡充など

●産業建設関係(42項目)
・バス停へのイス設置促進(高齢者等の利用のため)
・子育て世代の雇用の確保
・川越駅西口の中央通り線、川越所沢線の早期整備推進など

●個別要望(84項目)
・川越駅西口デッキへのデジタルサイネージ設置によるウェスタ川越イベント等の案内表示
・脇田本町交差点への音声案内の設置
・ウェスタ川越への図書コーナー、貸出サービス窓口設置など

以上、平成30年度予算への要望は、バランスの取れた、また、私のポリシーも直接的或いは間接的に反映された内容構成ではないかと存じます。1つでも多く実現できるように努めて参ります。

編集後記

今回のニュースレターは如何でしたでしょうか。
上記の5つのスローガンは、常に私の「川越市議会議員」としての行動指針の柱として掲げているものであります。
「継続は力なり」「不断の努力」「石の上にも3年」・・・など等これからも私のこの行動指針が着実に実現・実行されるべくたゆまぬ努力と勉強を続けて参ります。
時と共に時節に応じて、これら5つのスローガンをより市民本位の変革とバージョンアップさせたものに致します。ご期待ください。

中原ひでふみ
川越市議会議員
川越市議会副議長 川越地区消防組合議会議長 議会運営委員長 総務財政常任委員長 などを歴任