5月20日から22日までの3日間、市議会の総務財政常任委員会の視察として三重県四日市市、松阪市、伊勢市の3市を訪問し、本市の課題解決に直結する先進的な取り組みを学んでまいりました。
各市での学びと、川越市への還元に向けた視察の要点を一挙にご報告いたします。
■ 5月20日:四日市市「自治会加入の促進と活動推進に関する条例」
四日市市では、自治会加入率が85%近い高い水準を維持しています。近年課題となっている新築マンション等の加入率低下に対し、川越市でいう「自治会連合会」側からの要請をきっかけに条例を制定し、官民一体となって加入促進に一定の効果を上げている現場の認識を伺いました。川越市の加入率(60数%)の向上やコミュニティ維持に向け、非常に参考となる事例でした。

議場の大型モニターに映し出された歓迎のメッセージに感激。四日市市の皆様、温かいおもてなしをありがとうございました。
■ 5月21日:松阪市「DXを活用した『書かない窓口』の推進」
松阪市では、総合計画に基づき、市民の利便性を徹底して追求した「書かない窓口」をいち早く導入しています。
戸籍住民課などの窓口で、職員が聞き取りを行いながら申請書作成を支援する仕組みです。導入当初は職員から否定的な声もあったそうですが、現在では「効率化が進み、もう昔の運用には戻れない」という声が大半を占めるまでに定着しています。本市が目指すスマート区役所・窓口DXの強力な後押しとなる確信を得ました。

視察でいただいた松阪市の窓口改革の資料です。現場の職員からも大好評というこの仕組み、川越市への導入に向けて精査してまいります。
■ 5月22日:伊勢市「観光都市における防災対策と伊勢市防災センター」
最終日は伊勢市を訪れ、津波想定区域を避けて高台に建設された、消防本部併設の「伊勢市防災センター」を視察いたしました。
最新のテクノロジーを活用した体験型学習施設(消火・避難・救出・救命など)を実際に体験し、市民への防災教育の重要性を再認識いたしました。
また、年間1200万人もの観光客が訪れる伊勢市において、災害時の「観光客の帰宅困難者対策」としての宇治防災倉庫の整備など、一時的な滞在に備える物資備蓄の体制づくりは大変驚かされました。年間700万人以上の観光客を迎える我が川越市にとっても、食料品備蓄や避難対策の強化は急務の課題であると強く実感いたしました。

伊勢市防災センターの「増水歩行体験装置」にて、浸水時の歩行の難しさを実際に体験。現場を知る重要性を肌で感じました。

伊勢市防災センター1階の防災倉庫。避難用テントや物資の備蓄状況を視察し、観光都市・川越における備蓄体制の課題について考えさせられました。
今回の視察で得た「地域の絆の維持」「DXによる窓口の刷新」「観光都市としての隙のない防災体制」という貴重な知見を、明日から始まる6月定例議会、そして今後の政策提言にしっかりと活かし、川越市の治安・環境・教育の刷新に全力を尽くしてまいります。