サロン・ド・ナカハラ vol.12 ・13(2014年[平成26年]7月発行)
平成26年6月定例会で、「高齢化対策について」一般質問を行いました。
質問の中で、2020年にオリンピック大会のゴルフ競技が川越市で開催されることに触れ、同じ「ゴルフ」競技でも、昨今、高齢者を中心にプレー人口が増加している「グラウンドゴルフ」や「マレットゴルフ」は、私もプレー経験があり、「高齢者の方々のコミュニケーションの場」として、また「健康づくりの場」としても、大変有益であると感じていることを述べさせて頂きました。
併せて、グラウンドゴルフやマレットゴルフに対し川越市は「今後どのような支援事業を実施する予定か」を確認したところ、「参加されている皆様の要望もお聞きしつつ日常の活動の中においても支援すべきことを検討していきたい」との答弁を頂きました。期待したいですね。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、川越市内の子育て世帯を対象にした「子育て世帯臨時特例給付金」が支給されることとなりました。また、住民税が非課税の方を対象にした「臨時福祉給付金」も同時期に支給されます。
子育て世帯臨時特例給付金の支給対象者は、平成26年1月1日時点で川越市に住民登録があり、住民税が課税されているか、もしくは住民税が課税されている方に扶養されており、平成26年1月分の児童手当等を受給された方で、平成25年中の所得が制限額未満であることが条件となる予定です。
詳しくは、川越市臨時福祉給付金・子育て世帯臨時特例給付金ダイヤル0120-515-237(8:30~18:00)にお問い合わせ下さい。将来の川越を、そして日本を担っていく子供たちが健やかに育っていかれますことをお祈りいたします。
~社会資本マネジメントについて~
戦後、ほとんど何もない状態から始められたわが国の社会インフラ整備も今や一定の水準に達したと言われ、それとともに現在では、膨大な社会資本、いわゆる社会インフラ資産を抱える時代を迎えようとしています。
一方、社会インフラ整備を支えてきた公共事業の財源は、地方自治体が抱える膨大な財政赤字が依然として増大する中で、川越市も例外とは言えず、今後一層厳しい制約を受けざるを得ない状況になっています。
社会資本全体の長期的な見通しに関し質問したところ、市の試算では推計で公共施設を現状と同等規模で立て直し、既存の道路を15年間で舗装し直すなど一定の条件で推計すると40年間で約5829億円(年平均約146億円)もの費用が掛かるとのことでした。
また、この更新問題にどのように取り組んでいくのかとの質問に対しては、長期的な視点を持ち更新・統廃合・長寿命化などを計画的に行うことにより、財政負担を軽減・平準化するとともに、公共施設の最適な配置を実現していくことの必要性を示して頂きました。
年予算の約15%にも及ぶ費用を投じる必要性があることを鑑みると、今後も厳しい財政状況が続くことが容易に推測できます。
今後も、「財源なくして、政策なし」の視点で、財源確保のための行政の取り組みや、行政運営に目を向けてまいりたいと思います。
~個人を番号で管理する時代へ~
平成25年5月24日に、いわゆるマイナンバー法が国会で成立し、同31日に公布がされたことを受け、マイナンバー法の概要と、番号交付までのスケジュールに関して、質問をし確認をしました。
これまで国や地方公共団体などの機関がそれぞれ管理していた個人情報と、新たに付番されるマイナンバーを連携することで、社会保障・税制度の運用の効率化を高め、行政が行う事務や住民が行う手続きを簡素化するなどの利便性を高める社会基盤を構築するとのことでした。
来年、平成27年度から全住民にマイナンバーを付番し、平成27年10月にマイナンバーを記載した通知を全国一斉に発送する予定のようです。また、平成28年1月からは希望者の申請より顏写真付ICカードも交付が可能になるようです。
個人を番号で管理する時代の到来に、戸惑う声も未だに絶えない状況ではありますが、個人情報を扱う行政として、情報漏えい等の事故が発生しないよう、しっかりと注視してまいります。
~今年成人を迎えられた皆さんが65歳になるころ・・・~
「日本の将来推計人口」によりますと、約45年後の2060年には、人口は8674万人と、1億人を大きく割り込み、内、生産年齢人口割合(15~64歳)は50.9%、高齢化率(65歳以上の割合)は39.9%となり高齢化が大きく進むことが予測されています。
これは、今年成人を迎えられた皆さんが65歳になる頃には、2.5人に1人が65歳以上の高齢者になる時代を迎えるという事を示している訳でもあります。
高齢者の方が、健康で生きがいを感じながら過ごしていただける社会を構築していく必要性を訴え、表紙の記事の様なポイントも含め、様々な視点で質問をさせて頂きました。
元気な高齢者を増やすことが事業費の抑制に繋がるとの見解の他、高齢者の方々が、生きがいを感じながら過ごして頂くための、生涯学習の充実や健康増進のための様々な施策を講じていかれるとの答弁を頂きました。
今後も超高齢社会へ向け、有効な対策が講じられるよう、提案・提言してまいります。
平成27年の春オープン予定の「西部地域振興ふれあい拠点施設」の愛称が、「ウェスタ川越」に決定しました。応募総数1,223作品の中から、川越市外の応募の方(兵庫県神戸市)が、最優秀賞に選ばれ、その選定理由は、
・west(西)とstart(スタート)の組み合わせによる、明るい響きの親しみやすい愛称である。
・埼玉県西部と、川越駅西口の西(ウェスト)に川越が組み合わされ、街区の地理的な状況が分かりやすい愛称となっている。
・スタートは、地域の振興、様々な市民活動、にぎわいが本施設から始まることを表しており、広く県民、市民へ本施設のアピールが期待できる。
・まつりなどを意味するフェスタとも語感が似ており、にぎわいがイメージできる。とのことです。
「川越まつり」のように、にぎわいが創出されそうな愛称となったのではないでしょうか。
問題なくオープンまで漕ぎ着けられるよう、引き続き見守ってまいります。
なぐわし公園の「PiKOA」が平成24年8月にオープンして以来、早2年が経過しようとしています。現在でも多くの方が利用され大変盛況のようであります。
昨年10月発行の臨時号でもお知らせいたしましたが、なぐわし公園の「広場ゾーン」に当たる「芝生広場」の用地を取得の議案が昨年の9月議会で可決されました。
「PiKOA」の北東側(小畔川沿い)にあたるこの芝生広場(広場ゾーン)には、駐車場や遊具、小川せせらぎ等が設置される予定で、本年度は約半分の工事が予定されております。
名細地区の皆様をはじめとする、川越市民の皆様の憩いの場としての役割を果たすという観点からも今後も注目してまいります。
やすらぎの里の南東部に建設が予定されている新斎場については、平成23年から建設基本構想、基本計画、基本設計を順次策定し、平成25年2月には建設地の都市計画決定、平成25年6月には事業の認可を受け、このたび詳細設計が行なわれ「(仮称)川越市新斎場建設実施設計」が完了しました。平成26年度から28年度の継続事業(総事業費約52億円)で、平成29年度の供用開始を目指しています。
概要は以下の通りです。
・火葬炉12炉を配置
・告別室、待合室を備えた動物炉を設置
・授乳室、キッズルーム等を配置
・30人程度の小規模葬儀式場を2室配置
今後も進行状況の確認を、しっかりと行ってまいります。