サロン・ド・ナカハラ 臨時号(2015年[平成27年]3月発行)
去る平成27年1月25日(日曜日)・2月1日(日曜日)の両日、市政報告会・意見交換会を実施いたしました。
当日は、行政に関することや、これまで議会で取り上げた一般質問の内容などを報告させて頂きました。ご来場いただきました皆様には本紙面をお借りしてお礼申し上げます。
意見交換の中では、多方面におよぶご意見やご要望を頂きました。皆様からのご意見・ ご要望の一部を以下にご紹介いたします。
頂きましたご意見・ご要望は実現の可能性を模索しながら行政へ訴えて参りたいと思います。
① 北環状線の早急な整備を
② 圏央道の早期整備を
③ ウェスタ川越オープン後も「やまぶき会館」は、継続利用が可能であることの周知徹底を
④ オリンピックに伴う日高線・JR川越線の整備を
⑤ 高層ビルが立ち並ぶ川越駅西口近隣の防災対策の充実を(避難場所が確保されていないと感じる)
⑥ 市役所近隣には多くの避難場所があるが、川越駅西口(特に16号内側)の避難場所確保を
⑦ 高齢者が軽いスポーツができ、子供たちも利用できる場所を兼ねた、避難場所の設置を
⑧ 地方庁舎跡地の有効利用を
⑨ 街のみまわりを、ボランティアへの依頼を含めた検討を
⑩ 高齢化による耕作放棄地の特例処置による活用を
⑪ 脇田本町公園地蔵尊由来の掲示を
なぜ数値で評価することが重要なのかを具体的な事例を挙げて一般質問した際の概要を掲載いたします。質問の中で、西部地域振興ふれあい拠点施設の公共施設部分、市立美術館、なぐわし公園施設の3箇所について、具体的にそれぞれの費用対効果を、一人当たりに対する市の負担額(=利用者受益)はいくら位かで確認しました。
ふれあい拠点公共施設ホールでは約1,500円、市立美術館では約2,500 円、また、なぐわし公園施設においては約3,500円となり、さらに、ふれあい拠点公共施設のホールで、1利用グループあたりに対する市の負担は約128万円であり、その分を利用者が益を受ける計算となりました。また各施設とも本市以外の利用者が年間で10%以上(推定又は 確定)となっていることも確認しました。
近隣の市町村との関係もありますので、設定された利用料が、単純に高い安いの議論は出来ないことは理解していますが、このような数字が明らかになったことは、今後の行政運営においても何らかの指標になるのではないかと考えます。
根本的な課題解決の糸口は、現行の取り巻く公共サービスの中で、特にハード(箱物)に関して、費用対効果を示す数値などを多角的にバランスよく考慮した上で、事業・サービスを展開することであり、行政に不可欠なことは、コストに見合った投資効果の事業採算性を意識することなのではないかと考えます。
それは「数値的な目標を設定し、結果を数値により評価をすることで、具体的に事業・業務の成果や目標の達成を公平にかつ客観的に判断する」こと。そしてそれが、今後川越市でもその運営方式として、私が検討を提唱する「行政経営」のあり方でもあります。市長にも行政経営への意見を求め、前向きなご答弁を頂きました。
ウェスタ川越の公共施設のオープンに先駆け、民間にぎわい施設「UNICUS川越」が、いよいよ平成27年3月13日(金)オープンします。
施設には、駐車場が290台分、駐輪場が200台分(いずれも計画数)が設置され各種店舗が軒を連ねるようです。中でも、地域の皆さんからの要望の多かった、郵便局も設置され、地域の方々の利便性も高まるのではないでしょうか。
公共施設については、3月21日(土)に完成記念式典でテープカットが予定されています。