私は、平成27年4月に川越市議会議員2期目に当選以来、川越地区消防組合議会議員を務めさせて頂いておりますが、今回の定例会で「高層ビルに対する消防行政の体制について」一般質問を行いました。
質問から、平成28年4月1日現在、川越市内には10階以上の高層ビルは95棟あり、その内マンションなどの共同住宅が75棟、ホテルが3棟、病院が1棟、学校が2棟、飲食店・店舗・事務所などが混在する複合用途ビルが14棟あることが分かりました。
高層ビル火災に対応する車両として、はしご車を4台(各々46.1m、30.5m、15.3m、36mまで伸長可能)配置しており、4階以上の建物火災では、はしご車2台が出動することを確認いたしました。
また、95棟の高層ビルの内、なんと31.6%にも及ぶ30棟が、はしご車の対応ができない建物であるということが明らかになりました。これらのマンションやビルへの対応としては、防災ヘリコプターによる救助活動や、ビルに設置してある消防用設備等を活用するとのことでした。
消防組合としては、はしご車の対応の可否を問わず、高層ビルやマンションに対して、日ごろから消防用設備等の維持管理、また容易に避難できるよう避難口や避難経路の管理をお願いしているとのことです。
高層ビルや高層マンションには、主なものとして、消火器、屋内消火栓設備、自動火災報知機設備、避難器具、非常コンセント設備、連結送水管などの設置が義務付けられています。
火災や自然災害から身を守るためにも、是非この機会に、お住まいのマンションや近隣 のビル、お勤め先の建物の消防設備や避難経路などを確認されることをお勧め致します。
川越駅西口は、ウェスタ川越のオープン、駅西口デッキの整備など、開発がどんどん進 んでいる状況であることは、皆さんもご存知の通りです。しかし、市有地(現在の駐輪場および仮説バス乗降場)については、事業が一度頓挫し、仕切り直しを行っている状況です。川越駅周辺対策特別委員会で、以下のスケジュール案が示されましたのでご紹介いたします。また、委員会において、私からは「事業を進めるにあたり、ウェスタ川越へのアクセス向上のためにも、エスカレーター設置を検討すべきではないか」と提言いたしました。
市民の皆様の要望が反映された事業提案が成されることに期待したいと思います。
平成28年9月 | 事業計画の公表 |
平成28年11月 | 募集要項の公表 |
平成29年2月 | 提案書提出締切 |
平成29年4月 | 事業者の選定・公表 |
平成29年4月~ | 設計・建設工事 |
~平成32年12月 | 完成・供用開始 |
私が所属する会派「やまぶき会」は、例年通り次年度予算に対する施策要望書を市長に 提出しました。幾つかご紹介させて頂きます。
・川越駅周辺整備の推進(主要施策要望)
・小中学校通学路の安全点検整備
・通学路や通勤路の防犯強化および整備促進
・非常時用プロパン燃料によるエアコンを小中学校普通教室に早期設置検討
・理数学習の取組強化、理科実験教育備品の充実
・待機児童の解消に向けた保育園の早期建設
・子育て世代の雇用の確保
・振り込め詐欺など特殊詐欺事件の防止対策強化
・マレットゴルフ、グランドゴルフ施設の充実
・一人暮らしの高齢者世帯への支援強化
・バス停にイス設置促進(高齢者等の利用のため)
・市道1151号線(ラボ・ア・ラクテの通り)の逆走対策並びに通学の安全対策
・脇田本町交差点の歩行者安全対策、特に小学生の通学時の自転車との分離などの安全対策
・市道2178号線(下小坂)整備の促進
・市道2197号線(下小坂)整備の早期実現
・今福下の関越自動車道付近を含めた福原小学校通学路の安全性確保
皆さんは川越駅東口デッキを歩いたことが有りますか?新たに完成した西口のデッキに比べると相当老朽化が進んでいることがうかがえます。私が副委員長を務める川越駅周辺対策特別委員会で川越駅東口駅前交通広場改修について説明があり、川越駅東口ペデストリアンデッキの改修計画が明らかになりました。
本特別委員会で、市長に対し意見を提出した内容も反映され、ペデストリアンデッキに新たにトイレ(2階に設置)やエスカレーター(幅60cmの上り下り)を設置する計画であること、また、現在川越駅西口のペデストリアンデッキに設置されている膜タイプの屋根が、川越駅東口からアトレ、マイン及びバス・タクシー乗り場に至る歩行者の導線に設置される計画であることなどが示されました。完成をお楽しみに。