令和3年1月24日執行の川越市長選挙において290,275人(当日有権者数)の内、投票されたのは4分の1にも満たない22.05%の64,008人で、これは市長選における最低の投票率でした。
この市長選において現職の川合善明氏が38,465票(60.1%)を獲得し4選を果たしました。
ただ、この票数を当日の有権者数で割ると13.25%となり7.5人に1人の方のみが川合市長に投票したことになります。残りの6.5人の方は相手候補もしくは全く投票をしなかったことになるわけです。
前回のレポートにも書かせて頂きましたが、あえて今回も同じ内容を記させて頂きます。
投票をされていない方の意識を何とか「投票する意識」に変わっていただくことが私も含め政治に携わる人間の責務なのではないかと思います。
4分の1にも満たない市民の投票で、市民の本当の民意・総意といえるのでしょうか。
投票率がますます低下すれば、市政は大きく偏った方向に向かうことが危惧されます。
市民ひとりひとりの「選挙に対する意識の変革」こそが、市民の皆様が納めて下さっている大切な税金の使い道や川越の将来の方向性を決めることに大きく影響することに繋がるのだと私は信じます。
皆様の家族や親戚、友人、知人の方々にも是非このことを伝えて頂きたいと思います。
この秋までには衆議院選挙が執り行われるわけですが、市民の皆様の投票への参加を心より願っております。
令和2年3月10日~令和3年3月9日
昨年の令和2年3月10日に川越市内で初めての新型コロナウイルス感染症に感染された方の発表があって以来、令和3年3月9日までの1年間で1,455人の方が確認され27人の方が新型コロナウイルス感染症が原因で亡くなられました。
感染された皆様へお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。
また、医療関係者をはじめとする日々新型コロナウイルス感染症の対応に従事されている全ての皆様に心より敬意を表したいと思います。
そして、一日も早い終息を願っております。
対前年度比37億8千万円減
令和2年度川越市一般会計3月補正予算
令和3年度の一般会計予算は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、個人市民税が前年度より約13億9千万円強(6.2%)、法人市民税も企業収益の減少により前年度より15億4千万円強(40.2%)の減となり、川越駅西口都市基盤整備の用地取得の見送りや公園整備など多くの事業の先送りや中止を余儀なくされました。また、令和4年の市制施行100周年記念事業も積立基金の目標到達が厳しく規模を縮小しての事業実施の可能性が高くなりました。
老朽化が進む公共施設やインフラ施設の社会資本への財政的な対応も厳しくなり、様々な公共施設などの社会資本の見直しが必須になると思われます。
今後も少子高齢化や人口減少を踏まえての社会資本マネジメントが実施されるよう提言して参ります。
法人市民税 前年度比 40.2%減
積立基金(預金)年度末見込 前年度比半減
普通建設事業費 前年度比 38.7%減
公園費 前年度比 25.5%減
令和3年第1回定例会初日に令和2年度一般会計補正予算が上程され即決しました。
本予算は新型コロナウイルスワクチン接種の実施に係る業務委託料で、居住者分としての約16億1千4百万円(354,500人×2,070円×2回×1.1)の他、出生・転入分、予診のみ分、乳幼児加算分など合わせて17億2千7百万円が予算化されました。
ワクチン接種に関する詳しい内容は決定次第、随時掲載予定の市ホームページや市広報などでご確認ください。
令和3年第1回定例会
令和3年3月1日の本会議で会派を代表し議案第44号・令和3年度一般会計予算への質疑を行いました。
中原 コロナ禍を乗り越え市民が安心して暮らせるためには、市内の基盤整備をはじめ健康寿命延伸・社会資本マネジメント・災害対策など取り組まなくてはならない課題も多く、それらをストップすることなく新型コロナウイルス感染症への対応も進めなくてはならい。質疑を通しても暫くはとても厳しい状況が続くであろうことを感じ大変懸念している。令和3年度予算は市長にとって4期目最初の予算となるが、現在抱えている多くの課題をどのように対処し、これからの4年間の市政運営をどのように進めるつもりか。
市長 これからの4年間は少子高齢化、人口減少、災害対策など課題も山積しているが、当面は新型コロナウイルス感染症への対応が最も重要と考えている。感染拡大防止に注力しつつ、切り札とも言うべきワクチン接種をできるだけ速やかに展開したい。本市の財政構造は経常的経費割合が高く社会変化への柔軟な対応が難しい。さまざまな政策実現には、まず財源確保が肝要である。『財源なくして政策なし』の言葉に表されるように、持続可能な行政基盤を早期に確立するため抜本的な行財政改革に全力で取り組み、将来の川越の発展に向けた基盤づくりに着手したい。
と、私が10年来モットーとしている「財源なくして政策なし」を引用し財源確保の重要性に言及。
今後も各事業のプライオリティ付け・企業誘致・無駄な経費の削減等について提言して参ります。